恋月
すきってことばが拓斗に届けばいいのに。
そんなこと思ってたら。
送信ボタンを押してしまった。
「あー........」
思ったより、動揺してない自分がいる。
だって、私は拓斗がすきだから。
『友情としてでしょ』
夏紀の声が頭で何度もこだました。
私が拓斗を好きなのは、幼馴染み、だから。
本当に?
ほんとに、そうなの?
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