恋月
ミオside
「おはよ、青山くん。」
「おはよー、ミオ。」
今日はなんだか、元気がないきがした。
「青山く...」
「おっはよ!葵衣。」
遠くで、なっちゃんと葵の声が聞こえた。
青山くんはそっちを黙ってみていた。


私、

私じゃ駄目?


葵の代わりには、なれない?

私は青山くんの制服のすそをつかんだ。
「ミオ?」
青山くんがはっとして振り向く。
「えへっ、なんでもない 」
嘘。
もっと私のことも見て。



聞きたい。

青山くんは本当に私のことが好きですか?
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