colorful*love
大分遅れて朝食につく礼央
「いただきます」
「どーぞ、たくさんたべてね!!」
「ありがとうございます」
美味しそうに目玉焼きを頬張る礼央の隣で
朝からアイスクリームを食べる私
大好物のアイスクリームを朝から食べれるなんて、
なんていい日なのかしら…♡
「お前、んなもん食ってっからデブるんだよ。」
そぅ言い放った礼央の膝を
容赦なく蹴ってやった。
ガンっ!!!!
「いっ……!!!!」
「天罰じゃ!!!ふぉっふぉっふぉっ!!」
「………その暴力性……お前は、間違いなくあの親父さんの子だな。」
何かを確信したように、
小さく頷きながら、また朝食へと手を進める
失礼だな。
パパと一緒にしないでよね。
あんな人の話もまともに聞かないパパとは全然違いますから!!!
「…てゆーか、この時間に親父さんいるのって珍しくね??」
「…言われてみれば、確かに……。」
いつもなら、私たちが寝静まった頃に帰ってきて
私たちが起きる前に仕事に行く
そんな大忙しのパパ。
朝のこの時間体に家にいること事態が珍しい。
「今日は、珍しく朝方の仕事がお休みだったのよ」
だから、この時間でも家にいたんだ!!
朝からパパの顔見るなんて、久しぶりだもんなぁ…
「ごちそうさまでした!!」
「2人ともはい、お昼のお弁当!!ちゃんと残さず食べるのよー!!」
「俺の分まで、本当いつもすみません…」
「何言ってんの!!1人分作るのも、2人分作るのも対して変わらないんだから!!そんな事気にしないで、ほら早く着替えてらっしゃい!!遅刻しちゃうよ!!」
「はいっ!!」
「莉依菜もほらっ!!いつまでもアイス食べてないで、歯磨いて学校行きなさい!!遅刻するよ!!」
「はぁーーい。」
泣く泣く、まだ途中のカップアイスを冷凍庫に戻し、洗面所へ向かう