朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

私は、ポカーンと口を開ける。

ハッと我に返り、2人を見ると2人も口を開けていた。

「15って、中3?それとも、高1?」

私が、大雅君に聞く。

「中3………」

えっ…………。

二歳も年下?

「まさか、年下だなんて……。てっきり、年上かと思ったよ……」

桃君は、やっと我に返り喋り出す。

「ほんまや。俺と同い年か年上かと思ったわ」

桃君の次に我に返った新太。

驚いている私達に、

「よく……言われるよ……」

ニコッと笑った大雅君。

あぁ、なんだろ。これ。

守ってあげたくなる感じ。

……母性本能か!

初めて、母性本能って言うのになったかも。

「おー。初めて笑ったな!」

新太は、大雅君の髪の毛をグチャグチャにする。


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