朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
隆太の言っている事はあってる。
誰が悪いとかじゃなくて。
この罪は、行動をとった人が悪いんや。
「……おう……そうやな。」
「………“誰も悪くない”この罪にそんな言葉はない。」
隆太は、そう言いきった。
こういうところで、しっかり者なんやなって思う。
「……8つ目の罪……。解ってる?」
「……おう。“罪ではない”んやけどな。」
「「8つは、皆の問題を解決しようとして皆を忘れた罪。」」
「そうやろ?」
俺は、隆太の顔を覗きこんだ。
「うん、合ってる。」
隆太は、俺を見ずただただ前を見続けていた。
それは、とても堂々としていて。
素直にかっこええと思った。