朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

隆太の言っている事はあってる。

誰が悪いとかじゃなくて。

この罪は、行動をとった人が悪いんや。

「……おう……そうやな。」

「………“誰も悪くない”この罪にそんな言葉はない。」

隆太は、そう言いきった。

こういうところで、しっかり者なんやなって思う。

「……8つ目の罪……。解ってる?」

「……おう。“罪ではない”んやけどな。」

「「8つは、皆の問題を解決しようとして皆を忘れた罪。」」

「そうやろ?」

俺は、隆太の顔を覗きこんだ。

「うん、合ってる。」

隆太は、俺を見ずただただ前を見続けていた。

それは、とても堂々としていて。

素直にかっこええと思った。

< 101 / 299 >

この作品をシェア

pagetop