朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

だが、これは桃くんだ。

皆の笑顔。笑い声。

なんなのよ。前の私、人気者ね。

こんな温かい笑顔を見れて幸せ者。

目から涙が溢れた。

呆れる。

なにが、いつになったら幸せになれるのだろうか、だ。

幸せ者じゃない。

充分、幸せでしょう?

悔しい。悔しい。悔しい。

私の心は嫉妬心で埋め尽くされる。

でも、ポツンっとある感情。

悲しい。

私だって、皆の笑顔を見たい。

皆と居たい。

なのに。

私の見てきたのは、泣き顔、苦しそうな顔ばかりじゃない。



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