朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
心臓がバクバクしてるよー。
怖かった……。
僕は咲良をまじまじと見た。
本当に、可愛い顔立ちしてるよね。
うん、本当に。
僕は、咲良の頭を撫でた。
「ごめんね……。絶対にこの監禁を終わらせようね。」
ボソッと呟いた言葉は、誰にも拾われず。
儚く消えていく。
ねぇ、咲良。
僕たち、咲良に隠してることいっぱいあるの。
まだ、その隠してることは言えないんだけど絶対に言うからね。
咲良を傷つけないよう。
悲しませないように。
頑張るからね。