朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
分担しましょ。
ルール。
*咲良side*
先程まで沢山あった料理がペロリと無くなった。
「ごちそうさま。美味しかったです!」
私は、隆太君にニッコリ笑う。
「それは良かった」
隆太君も、笑い返してくれた。
朝ご飯が食べ終わり、近くにあった私はソファーに座る。
すると、隣に桃君が座る。
「ねぇねぇ!」
愛くるしい笑顔でこっちを向く桃君。
「なぁに?」
「ルール、作らない?」
ルール?
私の、頭の中は“?”で一杯。
「ほら!掃除当番表とか、~~~は、しては駄目!みたいなルール!」
桃君は、顔を輝かしている。
おー。
理解した私は、桃君の様に顔を輝かす。
「いいね!やろ!」
やる気満々で、テンションが上がった私。
「よし!そうと決まれば、紙を持ってくる!」
そう言い、紙を探しにいった桃君。
ルンルン気分で、スキップしながら行った。