朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

でも、出来なかった。

そんな自分にイライラしちゃう。

「駄目な奴だよなぁ……。」

本当、駄目な奴。

好きな子、1人助けられない。

安心させてあげられない。

それって、情けなくてカッコ悪い。

助けられなかったら、駄目だ。

俺は、咲良を助けなきゃ駄目。

だから、頑張らなきゃ。

いち早く、咲良の記憶を取り戻すんだ。

そして、また笑顔でこの監禁を終わらせるんだ。

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