朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
『早く病院に行かないと気が狂っちゃうかも~。なんてね。』
「っ、」
そんなの……。
「監禁されてるから無理に決まってるよ……。」
「桃……?何いってんだ?」
『じゃあ、この監禁を終わらせれば良いんでしょう?』
親友は見下してくる。
僕には、大翔の声が聞こえてなかった。
親友が言っていること。
それは、咲良の記憶を取り戻せってこと。
「……ねぇ、大翔。」
「あ?」
「皆は、咲良の記憶を甦らそうと必死……なんだよね。」
僕は、大翔の顔を見ずに大翔に聞いた。
「……おう。」