朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「僕、ね。咲良の記憶喪失の治し方………
知ってるかもしれない。」
僕は、くるっと大翔の方を見る。
大翔は、目を見開いている。
思い出したよ、全部。
「………僕が、罪を犯して3日後。あの子は記憶をなくした。その時、僕は病院に付き添っていた。
全部、聞いていたんだよ。」
「じゃあ………、」
なんで言わなかったんだ?
そう聞いてきた大翔。
「それは………………。」