朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「染々思うよー。厄介だなぁって。」
僕は、自分をせせら笑うかの様に笑った。
それを見た大翔は、眉を下げた。
もう、そんな顔しないでよぉー。
気まずいじゃん。
まぁ………気まずくしたのは僕なんだけどね………。
「まぁ、一番は“咲良”の記憶を戻すことだよね?」
僕は、大翔を見つめた。
………なんか、やっといつもの自分に戻れたかも………。
大分、取り乱していたみたい。
「あぁ。」
大翔は、頷く。
「じゃあ………、咲良の部屋に行こっか。」
僕は、ニッコリ笑った。