朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「なんや、桃、ご機嫌やな」

桃君が行ってから新太が不思議そうに来た。

「うん。なんかね、此処にいるときのルールを作るんだって」

私は、弾んだ気分で答えた。

「へー。それやったら、皆を呼んだ方がええんちゃう?」

と、少し首を傾げた新太。

あっ。それもそうだね。

「うん!呼んでくる!」

と、皆を呼びに行こうとした…………が、

「咲良、お前、皆の部屋解るんか?」

そう、声をかけられてハッとする。

あっ……………。

「わ、解んない!」

私は、焦った。

新太が、声をかけてくれなきゃ迷っていた所だった……。

すると、新太はプハッと笑い

「よーし、俺が連れてってやろ」

そう、頭を撫でてくれた。

なんだろ……………。

懐かしい気持ちになる…………。

「本当!?」

私は、頬が緩み、ニコニコと笑う。
「おう。」

すると、もっと頭を撫でてくれた。

あっ。そう言えば………。

「新太。なんで、新太は皆の部屋知ってるの?」 

私は、新太の顔を見る。

新太は、180㎝ぐらいあって155㎝しかない私には、首が痛い…………。

「あぁ。咲良が起きてくる前に皆、この家を全部みたんや」

と、ニカッと笑った新太。

へー。

「じゃあ、見てないのは私だけ?」

と、少し首を傾げた。

「まぁ、そう言うことになるな」

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