朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「本当は、思い出しそうなんでしょ?」
桃の顔は、見えないが声色は真剣そのもので。
俺の顔は、強ばる。
「っ、」
咲良は、泣きそうな顔をした。
「……うん、思い出しそう。
でも、思い出すのが何でか凄く怖かった。
心底怖い…………っ!」
「っ、」
俺は、歯を食い縛った。
咲良の顔があまりにも辛そうで。
良心が痛む。
「咲良。咲良が怖いのは…… 「止めてっ!」 ……。」
「止めてっ!言わないでっ!」
咲良は、声を荒げた。