朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

咲良は、目を閉じて答える。

「っ、痛っ……。」

苦痛に耐えている咲良。

顔を歪め、声を漏らす。

桃は、咲良の手をギュッと握りしめた。

俺も、咲良の手を握りしめる。

「痛い……っ……。」

下唇を噛み締めて痛さを我慢しているみてぇだ。

「っ、」

そして……。

咲良は、目を開けた。

「ただいまっ!桃、大翔!」

そこには、前の咲良が。

「遅ぇよ。……おかえり。」

「おかえり!咲良!」


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