朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「咲良……っ、ありがとう。」

「大丈夫だからね!」

「咲良……。」

近くから、低音ボイスが聞こえた。

この声は……!

「隆太っ!」

「咲良、大丈夫?頭痛くない?」

……隆太は、変わらないなぁ。

いや、皆変わってない。

私は思わず笑みをこぼした。

「どうしたの?」

「いや、皆変わってないなぁって嬉しくなったの。」

どこか新鮮で懐かしい。

こんな気持ちになったのは、始めて。

< 160 / 299 >

この作品をシェア

pagetop