朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「咲良……っ、ありがとう。」
「大丈夫だからね!」
「咲良……。」
近くから、低音ボイスが聞こえた。
この声は……!
「隆太っ!」
「咲良、大丈夫?頭痛くない?」
……隆太は、変わらないなぁ。
いや、皆変わってない。
私は思わず笑みをこぼした。
「どうしたの?」
「いや、皆変わってないなぁって嬉しくなったの。」
どこか新鮮で懐かしい。
こんな気持ちになったのは、始めて。