朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「……フフッ、そっか。」

隆太は、一瞬驚いたようだがまたニッコリ笑い返してくれた。

「皆、ありがとう。迷惑、かけてごめんね。」

「何改まっとんねん。」

ハハッと笑った新太。

「迷惑上等!迷惑かけて、助け合ったらええんやろ?」

皆は、ニカッと歯を見せて笑った。

「……皆っ、ありがとっ!」

鼻の奥がツンとなり少し痛い。

だけど、今はそれさえ気にならない。

だって、こんなにもいい人達に私は出会えたのだから。

隆太達は、顔を見合わせて笑顔で。

「「「「「どういたしまして!おかえり、咲良。」」」」」

そう言った。

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