朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
こんなことすら、解らない俺。
何してんだか。
俺は、一番年上なんだ。
皆の事を知っとかなきゃいけないのに。
「馬鹿だなぁ……。」
俺は、ボソッと呟いた。
それは、誰の耳にも届かない。
……いや、届いてないふりをしているだけかも……ね。
「まず、俺たちのやることは1つだけや。
目的が決まってるんやから大丈夫やって。」
新太は、どんよりしていた雰囲気を明るくしようとしているのか、満面の笑みを見せた。