朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「久しぶりだな?咲良。」
フワリ、
そう笑ったお母さん。
私は息を飲んだ。
「何、で……。」
「お前達の様子は、いつも見ていたぞ?」
声も、口調も。
全てがお母さんで。
私は、言葉が出ない。
そう言えば……お母さんの旧姓と名前は……。
神谷 亜美(カミタニ アミ)……。
頭から沢山の事が溢れてくる。
「亜美さん……。」
え……?
そうお母さんの名前を呼んだのは隆太……。
「な、何で隆太がお母さんの名前を……?」