朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「運動なら出来るんだけどな。」

ポツリと呟く。

私の言葉に皆が、頷く。

「ま、俺ら監禁されてんだし別に良いんじゃね?しょうがねぇだろ」

と、開き直って話す大翔。

うん。確かに考えてみればそうだ。

そうだね。っと、皆が共感した。

「あっ、咲良、部屋見なあかんやろ?一緒に見に行こうや」

そう、笑って誘ってくれた新太。

あっ。そうだった。

と、思い出す。

「うん、そうだね」

と、私は新太にまたからかわれないように笑うのを我慢する。

「……咲良、お前笑うの我慢しんくて良いんやからな」

ハハッと新太が笑った。

「な、何で解ったの!?」

私は、顔が熱くなるのを感じた。

は、恥ずかしい……。

「顔に出とるでー」

と、笑ってくる新太。

う、嘘!?

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