朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

でも、その“苦しさ”は二人とも違う……。

『も、……っ、やっ……!』

幼い私は、キスを拒否する。

ビクリ、

そう震えた桃。

『っ、ごめ……。』

『う、う……ん。』

幼い私は、震えながらに答えた。

『ごめ……家に帰るね。』

震えが止まらない幼い私。

バタン……。

ゆっくり閉まったドア。

桃は、一粒の涙を流していた。

……大人に、なりすぎてたんだよね。

私は、目を閉じて涙を流した。


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