朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

ゆっくりと、目を開ける。

……また、違う場所。

私は、涙を手で拭き取る。

『うえーん!』

かん高い女の子の泣き声。

『うるせぇ!!』

びくっと、肩を震わせた私と女の子。

今、声を荒げたのは……。

「新、太……?」

バタバタと、慌ただしく出てきたのは幼い私。

『新太!?』

『どうしたの!?大丈夫!?』

『うるさい!!黙れ!』

そう、新太は私を押す。

『っ、』


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