朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
幼い私は、泣いていて。
だけど、それは“痛くて”泣いているんじゃない。
『っ、ごめんなっ、ごめんなさいっ!』
必死に謝る新太。
幼い私は、首を横に振る。
『大丈夫。新太のせいじゃないから。大丈夫。』
あまりにも、その光景が辛くて苦しかった。
「ごめんなさい……っ。ごめんなさい……!」
ぐにゃんとまた曲がる視界。
もう……嫌だ。
私は、目を閉じた。