朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
と、大翔は幼い私を見ないで言う。
幼い私は、もう泣きそうだ。
鈍い音が混じり合う。
『この野郎っ!』
『っ、』
『……なんで、なんでっ、再婚なんかしたんだよ!!』
急に止まった喧嘩。
『母さんを、愛してたんだろ!?
っ、なら、ならっ!ずっとずっと愛せよっ!』
『っ、うるせぇ!お前には関係ねぇだろ!?』
『関係ありありじゃボケぇ!』
『……悲しく、なるんだよ……。』
さっきの怒鳴り声とは違う、蚊が鳴くような声。
シーン……と静まり変える。
『……大翔……おじさん……。』