朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

本当に恥ずかしい………。

「あっ。咲良、顔真っ赤ー!可愛いー!」

と、桃までからかってくる。

「も、もう!からかわないでよ!」

「ぶー、本当なのにー!」

桃は、幼い子のように唇を尖らせた。

桃、絶対にからかってる。

「ほな、行くで」

と、新太が立ち上がる。

「あっ、うん。」

私も、新太に吊られて立ち上がった。

赤くなった顔が元に戻り、新太について行く。

「じゃあ、まずここやな!此処が洗面所や!脱衣場も此処な!奥が風呂場や。で、右がトイレになっとる」

と、指を指しながら教えてくれる。

「わかったっ!」

「ん。じゃあ、次行くでー!」

と、新太は、右手をグーにして上げた。

私も、ふざけて右手をグーにして上げた。

新太の説明は解りやすく直ぐに家探検?は、終わった。

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