朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
次の一歩。
全ては、娘の為に。
*咲良side*
「思い、出したって……。」
お母さんたちは唖然としていた。
「全部、全ての記憶を思い出したの。」
「っ、そうか……、そうか……。」
お母さんは、目に涙を溜めている。
私は、大雅を見た。
真っ直ぐ、真っ直ぐ。
「っ、咲良……?」
私はベットから降りた。
大雅に近づく。
「……大雅、もう、大丈夫だよ。」
そう言って、ギュッと大雅を抱き締める。
「…大雅は、何も悪くない。」