朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「っ、あぁ……俺、頑張るから。」
涙ぐむ声に泣きそうになる。
私は、少し上を向いてグッと奥歯を食いしばる。
「……うん。……桃も、だからね。」
桃は、目を見開いた。
「そこまで、覚えていたの?」
「勿論。」
と、私は新太から離れた。
「大翔。」
私は、大翔をギュッと抱き締める。
「大翔。大翔のパパ……おじさんが何で再婚したか解る?」
「……今なら、少しだけだけど解るかもしんねぇ。」
ボソッと掠れた声で呟いた大翔。
「そっか。」
私は、ホッとする。