朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

*咲良side*

(────貴方は、娘を守れましたか。

そう、聴かれたら俺は真っ先に答えるだろう。

────いいえ……。父親失格です。

、と。)

「何で、お父さんも……?」

「母さんが言っただろ?

俺達は、咲良の為ならなんでもする……って。」

優しく、顔を皺くちゃにしながら笑ったお父さん。

「だ、からって!

隆太達を……っ、巻き込む必要はない……。」

私は、言葉に詰まりながらも話した。

「お前たちの罪はなんだ。」

え……?

いきなり、真面目な声で話したお父さん。

< 228 / 299 >

この作品をシェア

pagetop