朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

事故が合った直後。

ドアを開けると、兄貴と姉貴は、咲良を守るように意識を無くしていたそうだ。

今は、手術が終わり眠っている……らしい。

このまま、亡くなる可能性も充分にあると言われた。

「っ、なんでっ!

なんで、兄貴達がこんな目に合うんだよ!

相手の不注意だろ!?

意味、解んねぇよ!!」

俺は、病院だと言うのにも関わらず叫ぶ。

亜美は、プルプルと震え泣いている。

…この、3人は……っ!

毎日、幸せになって暮らす……。

それが、“夢”なんだよ!

『家族円満に、ずっとなれたら良いなぁ。』

二人とも、そう呟いていたのに……。

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