朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

涙が溢れ、顔がグチャグチャになる。

「中川さん!?」

先生が慌てて来た。

だけど、もう遅い。

俺は、ポタポタとベッドのシーツに染みを作り、兄貴の腕や顔を濡らす。

誰が居ようと、関係なかった。

まるで、相棒だったような兄貴。

時に、笑い。

時に、泣き。

時に、励まし合い。

時に、喧嘩した。

まるで、親友のようだった兄貴。

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