朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
いつも、笑っている両親を見てきた。
何か良いことをしたら褒めてくれて、笑ってくれて。
だけど、こう両親を泣かせているのは、紛れもなく私で。
そんな顔をしている両親が嫌で。
そんな顔をさせている私は、もっと嫌い。
今まで、何も知らずに。
ただ、平和に過ごしていた私が……憎い。
記憶を無くして、5人を苦しめて。
そして、両親までもの首を絞めていた。
「っ、」
泣きたいけど、泣けない。
いや、泣いてはいけない。