朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

**

「……亜美、そろそろ行こう。」

「ええ……。」

「え……?どこへ、行くの?」

私はキョトンとしながらお母さんに離れた。

「……警察よ。」

お母さん達は切なく笑った。

「え……、どう、して……。」

私は、頭が真っ白になった。

「私達がしたことは、“罪”なの。

法律を破ったことよ。」

「でも……っ!」

「咲良。」

“私の為にしてくれたんでしょう?”

そう、聞こうとしたらお父さんに呼ばれた。

お父さんは、首を横に振る。

「っ、」

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