朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
私は、下唇を噛み締めた。
少し、血が滲み鉄の様な味が口に広がる。
「大丈夫よ、咲良。
私達は、絶対に戻ってくる。
咲良の元に。」
フワリと、笑ったお母さん。
「本当に?
約束……?」
私は、お母さんを見つめる。
「えぇ、約束。
絶対に会いに行くから待っていて。」
「っ、解った……。
絶対だからね。」
と、私はお母さんとお父さんを抱き締めた。
すると、お母さんとお父さんも抱き締め返してくれた。