朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
こうして、私達の監禁は終ったのだ──────。
*咲良sideend*
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*佐久真side*
俺達は、監禁していた場所を出て警察へととぼとぼと歩く。
「良かったのか。」
俺は、亜美を見つめる。
「……何、が。」
亜美は、こちらを見ずに顔を伏せて声を震わせている。
「もう少し、いても良かっただろ。」
「……少しでも、長く居続けると離れたくなくなるから……。」
ポタポタと、涙を流している亜美。
まぁ、そうだな。
「今は、“俺達の宝”だ。
約束もあるけど、咲良は俺達の宝なんだ。」
俺は、泣かないように空を見た。
「っ、あぁ……。」