朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「読み始めると、泣きたくなった。」

と、大雅は、ポケットの中から小さい折り畳んでいる紙を出した。

ゆっくりと、受けとる私。

手紙をゆっくり開ける。

カサッと音がする。

そこには………。

「え………。」

“貴方を、ずっと、ずっと。

愛してました。

短い命が無くなったとしても。

その、気持ちは変わらないでしょう。

愛してる。”

たった、5行。

だけど、すぐに解った。

この言葉に、沢山の意味があることに。

短い文章の中、沢山の“愛”がつまっていることに。

「………鬱、だって。

あの頃は、まだ大丈夫な方だったみたい………。」



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