朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「…咲良……。」

急に改まる大雅。

「どう、したの。」

すると、ギュッと私を抱き締めた。

「………前は、お母さんを助けれなかった。

だけど、今度は絶対に咲良を守る。

………咲良、俺と付き合って…。」

耳元に、吐息が掛かる。

私は、顔に熱が集まるのを感じた。

「そ、それって、告、白…?」

バクバクと鳴る、心臓。

「うん……。」

至って、真面目な声で話す大雅。

……じゃあ、私も真面目に返さなきゃなぁ……。

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