朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
目を合わせるのが何だか辛くて、顔を伏せた。
「……咲良、大丈夫。
ありがとう。」
「え……?」
顔を、バッと上げると優しく微笑んでる隆太がいた。
「それを、聞けただけで充分だよ。
ありがとう。」
「っ、」
「ほら、早く飲んでしまおう。」
と、珈琲を飲み始めた隆太。
「う、ん……。」
と、飲んだカフェラテは少し甘くて、苦くて。
しょっぱい味がした。
(俺は、作家になりたい。)
*咲良sideend*