朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「……桃なら、きっとなれるよ。」

「へへっ、ありがとう。」

そう、目を細めて笑う桃。

すると、曲が流れ出す。

「…あ、もう歌わなきゃねー。」

と、緩く言った桃が目を閉じた。

そして、ゆっくり目を開けた。

「っ、」

顔が、変わった。

いや…空気までもが変わっている。

そうして、歌い出した桃。

ドクン、

心臓が大きく動く。

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