朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「咲良…?」

隆太が、私を呼んだ。

このとき、何時もなら抱きついていた。

だけど、隆太の横を通り抜けてパタパタと走っていったそうだ…。

「咲、良…!」

皆は、唇を噛み締めて目に涙を溜めていた。



何て、酷いことをしたんだろう。

隆太には、期待と希望を失わせた。

「………新太、ごめ、んね………。」

私は涙を流す。

「…っ、ええんや。

大丈夫やって。俺達、咲良を恨んだりしてへんから。」

優しく、頭を撫でてくれる新太。

「ありがとう…。」

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