朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「俺………咲良の事………好きなんや。」

顔を赤らめて、言う新太。

突然の事に驚く私。

何度も、何度も………。

その言葉をリピートさせる。

じわじわと目に涙が浮かんでくる。

「っ、ありがとう………。

…私もっ、好き…。

新太のこと、大好き………。」

私は、目を瞑り、涙をポロポロと流す。

すると、新太は私を座りながら抱き締めた。

「ずっと………昔っから。

その言葉………待ってた。」

嬉しそうな声が耳元で聞こえる。

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