朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「そろそろ、お時間です。」

スタッフに、そう言われた。

「はい、解りました。」

と、私は黙り込む。

緊張する。

「咲良……」

「ん?」

「ありがとう。」

お父さんの声は、今にも泣きそう。

お父さんの馬鹿!

こんな、所で泣いたら恥ずかしいじゃない……。

そう、思っているとゆっくりと扉が開く。



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