朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「だ、駄目に決まってるでしょ!?」

私は、焦る。

「なんや、まだキスした事無いんか?」

ハハッと笑う新太……。

「うっ……」

私は、言葉を詰まらせた。

「えっ。もしかして……本当にした事ないの?」

全身が、熱くなる様な気がした。

「うん………」

解ってる。この歳でまだキスもしたことがないなんて、遅すぎって。

友達にもよく言われていた。

「へぇ。意外やな。咲良ならもうファーストキスなんて終わってると思ってたわ。」

「うんうん。」

新太の意見に桃は、頷く。

「皆は、格好良いから彼女の1人や2人はいてキスも何十回としたんだろうね。」

私は、嫌味っぽく言う。

「そんな事ないで。」



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