朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「僕、初恋しかしたこと無いんだー」

少し、切なそうに言った桃。

「へー。そうなんだ!どんな人なの?」

「とおっても、優しいの!でね、明るくていい子なの!」

桃は、幸せそうに笑った。

「私も、その子に会ってみたいなっ!」

「でもね、その子、僕が引っ越す前に引っ越しちゃって………」

悲しそうな顔をする桃。

「そっかぁ。……残念だな……」

私も、悲しくなった。

「ほらほら、罰ゲームの事、考えようや!」

悲しい雰囲気が漂った部屋をパッと明るくさせたのは新太だった。

「そうだねー!じゃあ、キスでいいよね!」



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