朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
お菓子パーティー
様になる皆。
*咲良side*
罰ゲームの日から、一週間が経った。
毎日暇だ。
「咲良ぁ。お願いだよぉ」
リビングでゴロゴロしていると桃に上目遣い+涙目で言われた。
実は、桃。
昨日、お菓子を食べ過ぎてお菓子禁止になってしまったのだ。
私は、皆に『甘やかしたら駄目!』と言われている。
「咲良ぁ。お願い!ねぇ?」
甘い声でお願いしてくる。
咲良、駄目だよ!
許しちゃ駄目!
可愛い天使に騙されるな!
「だ、駄目!」
私は、心を鬼にする。
すると、桃は私の耳元に顔を近づけ
「咲良。お願い。………ね?」
と、何時もより2トーンぐらい低い声で言った。
さっきの甘い声とはまた違う甘い声。
私は、顔が熱くなるのが解った。