朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
お菓子パーティーかぁ…………。
実は、私のお父さんは小さなフランス菓子専門店をやっている。
小さいので、お金が凄くかかるものや三星シェフが作るようなものはできない。
だが、お父さんは、
『お客さんが、安くて美味しいと言って笑顔になる。それで十分』
と、言っていた。
なので、私は昔から家にある材料で良くフランス菓子を作っていたのでそこそこできる。
「フランス菓子………作ろうかな。」
ポツリと呟く。
せっかくのパーティー。
たまには、良いものを食べないとっ。
私は、材料を探し始めた。