朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「へ!?だ、大丈夫だよっ!」

と、焦って断る。

すると、大雅は若干涙目になり………。

「………あーん………して?」

そう、甘い声で呟いた。

ずっきゅーんっ!

大雅に、やられた。

ハートをぶち抜かれた。

「わ、解った。あ、あーん」

私は、遠慮気味に口を開ける。

「はい……」

その言葉と共に入ってきたマカロン。

できたてだからか、サクッといい音がする。

「……美味しいね…」

ニコッと笑い、他のお菓子を食べている大雅。

うん、確かに。

我ながら、結構上手にできている。

「……腕、上達したのかも……」

自分の作ったお菓子を味わう。

小さい頃は、全然出来なくて。

それでも楽しかったからなぁ。

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