朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「っ、ううん、嬉しくてっ!」
言葉を詰まらせながら言う。
ぼやけてあまり前が見えない。
すると、桃が近づいてきた。
「ふぇ!?」
「あー、咲良!可愛すぎっ。」
驚くことも無理はない。
だって、桃が私にギュッと抱きしめているのだから。
びっくりして、涙も引っ込む。
「も、桃!?」
「大丈夫だよ。咲良」
優しい声を、耳元で囁かれる。
あ、れ?何だろう。この懐かしい感じ………。
「ね?」
と、私の顔をチラッと見た桃。
私は、コクコクと頷く。
すると、桃は離れていった。
よしっ!
私は、笑顔になる。
「皆!」
皆の方を向く。
『ん?』
「どういたしまして!」
ニカッと笑うと皆も笑い返してきた。