朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
と、ムクリと起き上がる大雅。
「熱は、何℃あったの?」
私は、ベッドの前に座る。
「……38,2℃………」
「えぇ!」
私は、声をあげる。
結構、熱が高い……。
「……咲良。」
「ん?」
「……あーん……」
口を少し開ける大雅。
あぁ、お粥か!
「はい、あーん」
と、私はお粥を掬って大雅の口元に持っていく。
パクッ
そんな可愛らしい音がつくような食べ方。
もぐもぐと、食べている。
「……美味しい……」
ニコッと笑い、そう言ってくれた大雅。
熱があるのに、感想まで言ってくれるなんて……。
なんて、優しい子何だろう!