朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
ごくっと、勢いよく飲んだ大雅。
「はぁ、良かった。じゃあ、寝ててね。」
と、大雅に笑いかけ私は立ち上がる。
だが…………。
パシッ
大雅に腕を捕まれた。
「大雅?どうしたの?」
「………1人に……しないで。」
目に涙を溜め、ウルウルしている。
「……大丈夫。1人にしない。」
私は、微笑んだ。
「……ありがと。……“お母さん”……」
お母さん…………?
私が考えていると、大雅は寝ていた。
……涙を流しながら。
「……大雅……大丈夫だからね。」
そう、ポツリと呟き、私は大雅の部屋から出た。