朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「……僕、咲良を部屋に連れていくね。」
と、桃は軽々と咲良をお姫様抱っこをした。
そして、出ていってしまった。
「…………俺らは、道を間違えてしまったんや。」
ポツリ。
新太がそう呟いた。
「だから。だからこそ。あってる道を進んでいかなあかんやろ?…………焦ってどうすんねや。」
新太は、俺達を見渡した。
その姿は、凛としていて。
本当に俺より年下なのかを疑ってしまう程だった。
「……うん、ごめんね……。俺、焦ってた……。」
「いや、俺もごめん。」
「わりぃ……」
「俺もごめんな。」
皆、謝りその問題は一旦止めになった。